春から夏へ山好きな私にとって、忙しくしておりました。
5月は、山菜摘みに明け暮れておりました。
わらび、こごみ、山うど、蕗、いたどり、鈴子・・・
春の山菜を肴に、一杯飲るのはこの時期一番の楽しみです。
6月に入り、今年の梅雨は本当に雨ばかり・・・
台風なんかもおかしな時期に近づいてきたりして、これまた忙しい。
台風で大雨、なんて天気予報で流れると、その場ですぐ立ち上がって、
ログの横の斜面のU字構にたまったゴミ掃除に出かけます。
周りは杉の木ばかりのおかげで、杉の枝や斜面から落ちてきた石や砂が、
U字構にいっぱい溜まってたりする。
これをためたまま放置しておくと、大雨の日にU字構から水が溢れ出し、
まともにうちのログの横の斜面に流れ落ちてきよるのです。
土砂崩れを防ぐためには、欠かせない作業なんです。
雨が続くと憂鬱で困ります。
釣りにも行けないし、山へも入れない、
山の中で暮らしは、雨が続くとじっとしているしかないなぁ。
*
ある日、雨ですることもなく、パソコンに向かったり、本を読んだり、
ボーっとしてましてん。。。
そしたら仕事を昼までで終えて女房が帰ってきたのやけど、
何やらいつになく忙しくしてる・・・・
何してんのかなぁ、と思って嫁さんの行動を
ソファーにゴロンとなって観察していると、
どこからか大きな瓶を持ってきて、
えらい大きな竹ざる3つに何やらばらまきよった。
はて? なんぞなもし?
なんと、梅干。
和歌山からぎょーさん買うたらしい。
やるもんやな、 あんなにぎょーさん。
うちの嫁さんの漬ける梅干は、美味い。
ありがたいもんやね。
何日間か干すらしいんやけど、夜は家の中に入れるおかげで、
最近、木の匂いより、梅の匂いが充満してて、
これもまた、ええもんやね。
僕はと言うと・・・
雨があがれば、デジカメ持って山の中をウロチョロしていて、
山に遊びに来た、似非アウトドア達が捨てていったゴミを拾ったりしてる。
この前凄いものを発見した。
林道の脇に木の枝が垂れ下がっていて、その枝になんだか気持ちの悪そうな
白い、袋状で、泡を吹いているような、こんなもん手で触りたくないぞ、というような
気色の悪いものがぶら下がっている・・・・
近づいてよ〜く見てみると、図鑑で見た事あるような、ないような・・・
なんとこれ、『モリアオガエル』の卵でした。
天然記念物のそれです。
『モリアオガエル』はアマガエルより大きい(体長10センチ弱)綺麗な緑をしたカエルです。
夜、仕事の帰り、この卵の横で車を止めると、ゲロゲロ鳴く声がしてくる・・・
天然記念物だけあって、鳴き声もどことなく可愛かったりするのは、ちょっと言いすぎか?
数日もすれば、あの泡みたいな袋状の上に、オスのモリアオガエルが群がりだします。
子孫繁栄の凄まじいDNAをもうすぐ発揮するのです。
モリアオガエルが群がった写真をどうしても撮りたくて、
デジカメを手放せずにいます。
暇なんやね。
一昨日の夜は、家の手前で鹿が出てきて、
車から3mほどしか離れていないところで、じっとしていてくれて、これまたビックリ。
今や!チャンスや!
かばんの中からデジカメ出そうと思ってゴソゴソしているうちに
トットト逃げられた。。。。
でも家に着くと、そんな僕を優しく歓迎してくれた虫達がいたんですなぁ。
ふわふわ〜っと頼りなさそうに、お尻を光らせながら飛ぶあの、『蛍』です。
目の前を何十匹と飛んでいて、幻想的な光の舞を眺めながら、
『蛍酒』をたっぷりと味あわせてもらいました。
最後の一口の缶ビールをグビッと飲み干した後、山の中から「キョーン」と一声。
あれれ? さっきの鹿かしらん?
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<写真>